vo.1
誰かに話したい、広島がある
島谷ひとみ

広島のこと。広島のひと。

 様々な方の声を聞き、広島をの未来を考えていく「広島恋心。プロジェクト」の最初のゲストは呉市音戸町出身の島谷ひとみさん。17歳まで住んでいた広島の印象を聞いてみた。
「広島って本当にすごい街だと思います。貿易もあるし、車も、鉄も、繊維もつくっているエネルギッシュな街。食べ物もおいしいし、街もキレイだし、海も山もあってバランスがいい。でも、それがいまいちアピールできてないんですよね」
 それは、島谷さんが捉えた広島県人の特徴につながる。
「広島の人って、熱い想いを持っていたり、負けず嫌いで気も強いのに、それを表現するのが下手な気がします。シャイなんですね。クールでかっこいいんですけど、今回のような広島を盛り上げていこうっていう時には、声を大にしてほしいですね」
 広島の好きな食べ物は?
「お好み焼きは好きですね。東京では食べません。材料が違うので、同じ味にはならないんです。広島で食べるのがいちばんですね。あと、実家が牡蠣屋なので、年に一度は送ってもらって牡蠣パーティーしてます」
 思い出の場所は?
「家の近所の大浦崎公園。キャンプ場とかテニスコートとか海水浴場があって、よく遊びました。泳ぐのも、夏の部活の合宿も友だちと話すのもここでしたね」
 思い出の店は?
「高校時代は市内に出て、「リゾート」っていうグラタンのお店によく 行ってましたね」
 広島に帰ってきた時に行く店は?
「流川にある「ちづ」というお店です。ライブの打ち上げもそこでやりました。鉄板焼きおいしいですよ」
 故郷である音戸町について島谷さんは、懐かしそうに語る。
「音戸大橋を渡ると、ぐっと匂いが違うんです。風の関係なのか、磯の香りがするんですよね。日本のいいところって四季があるところ。その四季折々の風景がちゃんとある。それって素晴らしいことですよね」
 その音戸町で撮影した写真が印象的な童謡カバーアルバムについて。
「童謡は何世代も超えて歌われていて、しかも、聴くだけで子どもの頃の匂いや景色を思い出せるのがすごいですよね。音戸町の民謡も一曲歌っています」
 最後に広島の方にメッセージを。
「広島をもっとよくしていくためには、一人ひとりが広島をもっと知り、故郷のことを謙遜せずに堂々と語ることが大切ですよね、きっと。皆さんぜひ一緒に盛り上げていきましょう」
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